第53回 全日本女子剣道選手権大会

53rd All Japan Women's KENDO Championship

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お知らせ

大会のみどころ--山本、三連覇なるか--

昨年は、山本 真理子(大阪)が竹村 奈緒美(岐阜)を延長戦の末、小手を奪いみごと連覇を果たした。一方、第41・47回大会優勝の小津野 祐佳(岡山)は準決勝で山本に、また、第44・45・46回大会三連覇に加え第48・50回と過去5回の優勝を果たした村山 千夏(埼玉)は2回戦で川越 愛(兵庫)に敗れ、世代交代を思わせる大会であった。今年はさらに若返りが進み、選手の平均年齢は24.9歳(昨年26.3歳)となっている。

第1ブロックは、第14回世界剣道選手権大会(14WKC・サンパウロ)個人優勝の鷹見を筆頭に、上から田山・黒河・津田が有力。それを阻止せんと田山には山口、黒河には恩田、鷹見には高橋(愛)、津田には曽我部が立ちはだかる。また、東京から田中(美)、岡山からポスト小津野としての美浪、ともに初陣ながらどれだけ食い下がるか。

第2ブロックは、13WKC(台北)個人優勝で本大会12回目出場のベテラン杉本、昨年は優勝者山本に敗れるものの8強入りし優秀選手に輝いた渡邊(熊本)、昨年2位の竹村、14・15WKC(ノヴァラ)団体で日本の優勝に貢献し、かつ15WKCでは個人優勝を果たした佐久間と実力者がひしめき合う。また吉田—渡邉(千葉)は激戦が予想され、この勝者および高橋(佳)、梅村の進出にも期待がかかる。

第3ブロックは、前人未踏の実績を残す村山が今回も最多21回目の出場で大会に重みを加える。その上には一昨年カムバックを果たし、にわかに決勝戦へと浮上し山本を苦しめた興梠がいる。下には昨年3位の豊丸(旧姓:石塚)と第49回大会優勝、第50回大会2位なるも3年ぶりに出場権を得た正代の対戦、この勝者が8強争いに加わるものと見られる。さらにその下には第49回大会3位、15WKC個人3位の川越と昨年8強で本年の全日本女子学生選手権者となった松本が上位進出をねらう。

第4ブロックは、最上に第51・52回に続き今回三連覇がかかる山本が超然と存在する。対抗するは愛知県警で地力を上げてきた迫か。ブロック下には、第48回大会2位、14WKC個人2位の実績をもつ実力者宮崎(旧姓:庄島)が14回目出場で勝機をうかがう。また、後藤(旧姓:堀内)—今村の勝者が宮崎と8強を競うか。

剣窓編集委員 真砂 威

前年度優勝:山本真理子選手

この記事は、月刊「剣窓」2014年9月号の記事を再掲載しています。
選手の氏名等は一部常用漢字に変更しております。
写真は、前年度優勝の山本真理子選手。

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