第59回 全日本東西対抗剣道大会

59th All Japan TOZAI-TAIKO KENDO TAIKAI

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大会のみどころ

富士の山をのぞみ

本大会は、全国を東西に分け、心技ともに円熟した一流の剣士を選出し、格調の高い剣技の範を示すとともに、世の剣道にたいする認識を高めようとするものである。

昨年は、まず先陣で西軍が大幅にリードし、その後東軍が盛り返す、さらには西軍が引き離すというシーソーゲームを展開するが、やや西軍に分あり、東軍は終盤戦で挽回に拍車かけるが届かず、結局19対16で西軍の勝利に終わる。

一昨年とその前年は、六・七段の中盤戦まで東軍が有利に進めながらも、八段戦に入ってずるずると逆転負けを喫するという不甲斐ない戦いぶりであった。しかし、昨年の八段戦においては、十七将から大将までで9対8とやや東軍が上回るという意地をみせた。

とはいうものの最近の成績は西高東低の様相が顕著で、現在のところ5年連続して西軍が勝利を収めている。

さて、第59回目となる本大会は、東西選手の顔ぶれを見るかぎり甲乙つけがたく、またもや終盤戦に持ち込まれること必至。東軍にはぜひ西軍の6連覇を阻止し、優勝を奪還してもらいたいものである。 

まず六段戦は、三十三将に全日本選手権優勝2回はじめ世界大会(WKC)など各種大会で活躍の内村を擁する東軍にやや分ありとするが、先鋒の土田-笹川、三十四将の内田-木下がどのような戦いぶりで戦端を開くかによって流れがつくられる。 

七段戦に入って、東軍は原田・鈴木・栄花(直)という過去の全日本選手権者に加え、米屋・北条(忠)・北条(将)・佐藤(充)・吉留・井口と強者が居ならぶ。

いっぽう西軍は、全日本選手権者で14WKCの個人戦を制し更に団体大将で獅子奮迅の活躍があった寺本を筆頭に、宇都宮・菊川・田中・髙宮・平田・下橋と強豪が列する。

注目すべき対戦は、北条(忠)-菊川、佐藤-髙宮、鈴木-平田、井口-濱田で、東西の明暗を分ける鍵となる。

八段戦に入り、東軍はいきなり染谷・宮崎(史)・栄花(英)の名選手がならび、西軍は昨秋合格組の新八段、竹内・原・江藤が対する。がらり打ってかわった、最高段位にふさわしい対戦に期待がかかる。

また東軍には、言わずもがなの宮崎(正)の名が目に入るが、対する堤は7歳年上、いかなる仕立ての戦いぶりとなるか。

終盤戦に入っては、ともに悠揚迫らぬ大兵の大澤-宮戸、剣風質朴の安永と技前あざやかな笠谷、丁々発止の渡り合いが予想される上原-江島、力戦模様の山﨑-三浦、気の先か身の懸かりか井島-清水が見もの。

四将はいずれ譲らぬ俊傑の古川-松田、歴戦のつわ者同士、ひとたび勝機を見出せば打撃戦となることは必定。

三将の下島-佐藤は、互いが兼ねもつ動と静そのコントラストに勝負の妙、かなずしも先手が必勝とはならぬところ。

副将は緩急の間づかいで攻め上げる豊村と、無拍子で向かい隙を逃さず一気の勝負に出る亀井、いずれが功を奏するか。

大将の濱﨑-石塚は、東西警察の雄、警視庁-大阪府警の系譜、時を超え所を異に再び雌雄を決する。

女子の部は、今回も一進一退の勝負が予測される。主立った選手を挙げると、東軍は、14・15WKC団体優勝で15WKCでは個人優勝を果たした佐久間、13WKC団体優勝の内田、全日本選手権3回優勝で10・11WKC団体優勝の大塚がいる。

西軍は、14・15WKC団体優勝で先の全日本選手権で昨年に続き連覇を果たした山本、また全日本選手権優勝2回で12~15WKCの日本連覇に大きく貢献した小津野、さらには全日本選手権で過去2回制覇の石田。そのほか東西ともWKCや全日本選手権などで活躍した選手で埋め尽くされ、一戦一戦目が離せない。掉尾を飾る大塚-石田の大将決戦にもつれ込めば、いやがうえにも盛り上がる。

本年6月、ユネスコ世界遺産委員会において、富士山の世界文化遺産登録が決定した。

古来より霊峰とされ、気高い山として多くの人から崇められてきた富士山。その絶景をのぞむここ甲府の地で、富士の姿に身をうつす、威風堂々の立合に思いを馳せ胸がふくらむ。

剣窓編集委員 真砂 威

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