第62回 全日本東西対抗剣道大会

62nd All Japan TOZAI-TAIKO KENDO TAIKAI

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お知らせ

大会のみどころ

三世代が一堂に

本大会は全国を東西に二分し、心技ともに円熟した一流剣士が格の高い剣技の範を示すとともに、世に剣道の認識を高めようとするものである。

本年も厳選された、下は妙齢23歳から上は70歳の老大家まで、男女80名の剣士が一堂に集い40組の熱き丁々三昧の戦いがくり広げられる。

まず先陣の松本―畠中と大石―小谷、この二組の戦い方いかんによって西と東の流れができる。四者とも脂が乗った警察現役選手、互いに手の内を知った上での力戦に見応えあり。

七段戦ではまず小川―花木、両者得意とする面技の応酬に注目したい。次には教職員で名を馳せる森と地元福島の期待を負う鈴木。さらには小野田―髙鍋、榊―米屋、佐藤-重富、礒合-鷲見、上園-近本、奥地―岩佐とかつての全日本選手権の上位戦を彷彿させる好取組が並ぶ。

八段戦に入れば、今春二刀で八段をものにした藤井と八段位最年少の菊地の戦いを皮切りに好カードが続く。彌永―鍋山は実と実の勝負。石田―清野は静と動に妙味。馬場―小山は間と拍子に趣。平野―土屋は面の真っ向対決。長友―香田は颯爽の渉り。桑原―谷は明快な攻防。稲富―佐藤は剣戟鋭い当たり。内濱―東は地力のぶつかり合い。江口―末平は事理一致の攻防。そして、利から理へ年輪を重ねた小坂―大嶽が掉尾を飾る。

女子の部は、過去の実績からいえば全日本女子選手権最多優勝(3連覇を含む過去5回)の村山(千)、同第49回に続き本年第55回大会に優勝した正代、昨年の同第54回優勝者で第16回世界剣道選手権個人・団体優勝の松本を擁する東軍が有利と映るが、西軍先鋒には学生時代松本と覇を競い全日本学生選手権2回優勝の津田、実力上昇中の長澤、各種大会で地道な活躍を見せる宮川、全日本女子選手権第42回覇者の緒方、地力たしかな村山(香)と穴がなく勝敗の予想はつけ難い。

剣窓編集委員 真砂 威

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