第20回記念 平成28年度剣道写真コンテスト作品募集

全日本剣道連盟は、20回記念 平成28年度「写真コンテスト」を実施します。「剣道・居合道・杖道」をテーマにした作品であれば、どのようなものでも構いません。大会や演武での臨場感・緊迫感あふれた作品はもとより、道場・学校・職場での稽古風景や、休憩時間のリラックスした一時の場面など、季節感にあふれ、多種多様な視点から日本古来の伝統文化である剣道・居合道・杖道をとらえた作品を期待します。

今回はコンテスト20回目を記念して、20回記念賞を設けました。皆様、奮ってご応募ください。

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第19回最優秀賞「集中力」内山 修

題 材

剣道・居合道・杖道に関するものであれば自由。平成27年1月以降に応募者本人が撮影した未発表のもの。

サイズ

白黒、カラーともにキャビネ判から四つ切(ワイド可)にプリントすること。
 組写真および添付画像ファイルでは受け付けません。

賞および賞金

  • 最優秀賞 1名(賞金30万円)
  • 20回記念賞 1名(賞金10万円)
  • 優秀賞 若干名(賞金10万円)
  • 佳 作 若干名(賞金5万円)
  • 奨励賞 若干名(賞金3万円)

選 考

全剣連が委嘱する学識経験者若干名による選考委員会で選考。

応募締切

平成28年8月31日(水)必着。

発 表

入賞者には直接通知するとともに、月刊『剣窓』10月号に氏名・作品を掲載予定。

応募作品への記載事項

写真1枚ごとに、住所・氏名・電話番号、作品タイトルおよび撮影データ(カメラ・レンズ・フィルム)を明記した用紙を添付すること。ネガおよび記録メディアの添付は必要ない。

応募作品について

  1. 応募作品の著作権は応募者本人に帰属する。入賞作品について、全剣連は第一使用権を有し、刊行物(カレンダー、ポスター、絵葉書、書籍、ビデオ、DVDなど)、ホームページなどへ多目的に使用する。
  2. 同一作品を、他のコンテストや刊行物に重複して応募したり、掲載または使用することはできない。入賞決定後でも、全剣連が二重または類似応募と判断した場合は、入賞を取り消すことがある。
  3. 応募作品に関しては、第三者の著作権・肖像権などの権利を侵害しないように十分注意すること。これらの問題が派生した場合は、全剣連はその責を負いかねるので、応募者本人の責任において解決するものとする。

作品の提出

応募作品は郵送すること。郵送中に汚損しないように、確実な包装を行うこと。

送り先

〒102-0074 東京都千代田区九段南2-3-14、全日本剣道連盟「写真コンテスト係」宛

作品の返却

返却希望の方は返送用封筒(住所・氏名を記し、所要の切手を添付したもの)を同封してある場合のみ返却する。

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入選作で作製したカレンダー


第20回剣道写真コンテストに向けて

全日本剣道連盟では、平成9年の全日本剣道連盟設立45周年記念事業の一環として剣道写真コンテストを実施して以来、毎回多くの皆様から素晴らしい作品をご応募いただき、今年で20回目を迎えます。第1回から第19回までの応募者は累計で約1940名、応募作品は6000点を超えます。

ここで、これまでのコンテストの中からいくつかの最優秀作品を振り返ってみたいと思います。

第1回剣道写真コンテスト最優秀賞は、大熊政彦さんの「朝げいこ」でした。「朝顔の咲く路地で、剣道が生活の中に溶け込んでいるほほえましい情景」との審査員講評でしたが、まさに見る者をやさしい気持ちにさせる作品です。このような味のある路地裏の光景は、今ではなかなかお目にかかれなくなりました。

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第1回最優秀賞 「朝げいこ」大熊政彦

第10回の最優秀賞は、Ron Beaubienさんの「一瞬の好機」でした。この作品は、剣道写真コンテスト初のモノクロでの最優秀賞受賞で、「デジタル(カメラ)の特性を十分生かして...略...プロスポーツ写真家に匹敵する」と高評価を得ました。ちなみに、Ronさんには撮影の苦労や工夫を本誌平成19年1月号にてご寄稿いただきました。

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第10回最優秀賞 「一瞬の好機」Ron Beaubien

第16回は全剣連設立60周年に当たりましたが、この回は窪田保孝さんの「さあ いくぞ~!」が最優秀賞に選ばれました。「子どもたちのいきいきした表情や背景の構成がしっかりしている」との講評の通り、自然な表情と季節感を表現した作品でした。このコンテストでは入賞作品を使用してカレンダーを作ることも目的の一つのため、春夏秋冬の季節感は非常に重要な要素です。

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第16回最優秀賞 「さあ いくぞ~!」窪田保孝

最後に、まだ記憶に新しい昨年の第19回です。最優秀賞は内山 修さんの「集中力」でした。写真は前頁をご覧ください。評価の主なポイントは「光の捉え方」「背景の処理」「被写体の強い印象」でした。頭の中にあるイメージを写し出すには、何をどう撮ったら良いのか。そこを計算された「写真」には、見る者に何かしら訴えるものがあります。

同じ剣道というテーマを題材にしても、各作品からは、時代の移り変わりや撮り手の感性や工夫など、それぞれ個性が感じられます。と同時に、剣道とそれに関わる人々に向けられた変わらない眼差しというものも読み取れるのではないでしょうか。

今年〝二十歳(はたち)〟を迎える剣道写真コンテスト。カメラを持って剣道の良さを再発見しに出かけてみませんか? 皆様の会心の作品をお待ちしております。

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