2017年度 剣道功労賞

昭和8年大日本武徳会武道専門学校講習科に入学され、昭和12年召集を受け、特務兵として中国山西省の部隊に配属。その後、株式会社太田文具を設立され、昭和34年には株式会社佐藤商店取締役となられる。

剣道界では、高等学校での剣道講師をされる他、大阪府剣道連盟常任指導員・常任審査員を歴任、大阪講武館館長に就任されるなど、剣道の普及・発展に貢献された。

また、現在もなお現役で稽古をされており、京都大会には毎年出場されるなど、生涯剣道の範となられている。

昭和23年下関市役所職員となるも、家業継承のため退職され、自営業の傍ら地元である下関市剣道連盟の発足や、地域での指導に情熱を傾けられた。

また、自らも山口県代表選手として各種大会に出場され、社会体育振興に寄与された。

剣道のみならず、居合道にあっても精通され、現在も稽古に励まれており、剣道・居合道の普及に貢献されている。

関東銀行で支店長及び本店庶務部長・取締役業務部長・取締役本店営業部長・取締役経理部長を歴任。退職後は、㈱育良精機製作所・㈱帝国デジタル製作所常務取締役を兼務された。

長年にわたり、銀行に勤務する傍ら、各種大会・講習会に参加するなど剣道の普及に尽力された。

74歳で剣道八段に合格され、生涯剣道を実践されているほか、85歳で全日本高齢者剣友会の会長に就任され、各地域での高齢者剣道の普及に尽力された功績は多大である。

昭和31年岐阜県警察に入庁され、自ら剣道の研鑽に努め、各種大会に出場し活躍するほか、指導者として多くの優秀な剣士を育てた。

退職後、岐阜県剣道連盟において理事長に就任され、岐阜県の剣道普及・発展に尽力されている。

また、全日本剣道連盟の理事に就任の際は、各種講習会で講師をされ剣士の育成に努めるなど剣道の普及振興に貢献した。