第5回 全日本都道府県対抗女子剣道優勝大会

5th All Japan Interprefecture Ladies KENDO Championship

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お知らせ

大会のみどころ

昨年は往年の姿を彷彿とさせた選手の活躍と、ここの巧みな試合運びに加え圧倒的なチームワークの違いを見せつけ茨城県が優勝した。今年度は大将佐藤を残しチームは一新し二連覇を目指す。

毎年、勝敗予測困難な戦国時代ともいえる全日本都道府県対抗女子剣道優勝大会もはや5回目を迎え、過去を振り返ると勝者が歓喜のあまり涙を流し、敗者は悔しさがこみあげ涙をこぼす、その姿には勝敗を超越した一瞬にかけた女性剣士たちの熱き思いが感じとられる。さて今年も感動ありドラマありの大会を期待しつつ見所を探ってみたい。

第1ブロック 上方は昨年3位の兵庫県、実力者を揃える愛知県が2回戦で、過去優勝経験のある新潟県と3位2回の埼玉県が1回戦で激突する。各チーム今大会に照準を合わせ十分な練習と心の鍛錬が積まれていると推察する。序盤戦は昨年の勝ち上がりをみても非常に引き分けが多く、安定感のある大将が控える兵庫県(川原)と埼玉県(栗田)の戦いか?兵庫県は世界大会個人3位の中堅川越が先勝すれば有利な展開となる。下方では、昨年優勝候補にあがりながらも2回戦代表戦により惜敗した鹿児島県が、今年は大将に試合巧者の田島を据え、巻き返しを誓う。

第2ブロック 上方は昨年優勝の茨城県が順当に勝ちあがれば2回戦で大阪府と鎬を削る。大阪府は全日本強化選手の田山と大将石田(全日本女子選手権大会優勝2回)の強力布陣で捲土重来、優勝を目指す。下方は熊本県の他、世界大会経験者を揃えた千葉県、京都府、静岡県が有力視されるが、いずれの府県も高校生、大学生の活躍いかんがチームの勝敗に大きく影響を及ぼし、虎視眈々と優勝を狙う各府県の思惑はいかに。また、昨年全国高校総体個人2位の福川(熊本県)、世界大会個人優勝の鷹見(千葉県)、同大会個人2位の田中(京都府)、同大会出場の内田(静岡県)らの各府県有力選手の巧みな剣捌きにも注目したい。

第3ブロック 上方は昨年全日本女子剣道選手権大会3位の宮川と全日本女子学生選手権大会ベスト8の縄田を有する山口県、先鋒に切れ味抜群の試合巧者栄花、長身から中心を攻め割る吉田を擁する北海道が順当であれば2回戦で対戦。実績面でやや有利な山口県を北海道がどのような戦術で挑むかが非常に興味深く、好勝負は必至。下方は昨年3位の神奈川県と一昨年優勝の佐賀県が頭一つリード。両チーム技量、実績はほぼ互角、中堅山口(全日本女子選手権大会3位)が控える神奈川県、橋本(2010年全日本女子学生選手権大会優勝)を配した佐賀県の対戦が実現すれば、両者火花を散らす展開となる。

第4ブロックは、今年国体開催の東京都を中心に昨年2位「岐阜県」、一昨年3位長野県の上位進出が有力。東京都は中堅、副将、大将の選手は警視庁に籍を置き、全国47都道府県で最も実績、実力、安定感を兼ね備えている。この一角を崩すのは至難の業とも思えるが、団体戦の怖さは、最終的にチームのまとまりと、自らのポジションで団体戦としての役割を果たせなかった時、力が上位であっても崩され敗れることもある。

さて、毎年優勝チームが入れ替わり混戦ムードの漂う中、今年の栄冠は何処に微笑むのか乞うご期待を。

強化委員会委員・石田利也

4th All Japan Interprefecture Ladies Kendo Championship_132上記写真:前年度 第4回大会優勝 茨城県チーム

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