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剣道は剣道具を着用し竹刀を用いて一対一で打突しあう運動競技種目とみられますが、稽古を続けることによって心身を鍛錬し人間形成を目指す「武道」です。
2011年(平成23年)3月末日現在の「剣道」有段者登録数は、1,619,859人(内、女子は460,624人)です。
居合道は、日本刀の操法に由来するものであり、室町時代にその起源があるといわれます。勝負を抜刀の一瞬にかける居合道の修業は、死生一如、動静一貫をめざす心身鍛錬の道となっており、剣道と表裏一体の関係にあります。居合道には流派が多いため、従来は各人が演武を披露するだけでしたが、昭和41年の第1回全日本居合道大会では勝敗を判定し、優勝者を決めました。
これを契機に昭和44年「全日本剣道連盟居合」7本が制定され、同55年に3本の追加、平成12年に更に2本の追加がなされ、現在12本になっています。
居合道の試合は、2名の出場者が、真剣または模擬刀を用い、あらかじめ定められた全日本剣道連盟居合と各流派の形、合わせて5本を6分以内に演武し、その「修業の深さ」、「礼儀」、「技の正確さ」、「心構え」などを審判員が判定して勝敗を決します。
杖道は、長さ128cm、直径2.4cmの杖を用い攻撃よりも変化に応じて相手を制圧するのが本旨です。17世紀初頭に夢想権之助によって創始された神道夢想流杖が起源です。
杖道は、昭和31年に本連盟に加入し、同43年には太刀を「打」、杖を「仕」とする基本12本、その応用技12本が制定され「全日本剣道連盟杖道」として発足、同49年に第1回全日本杖道大会が開催されました。
杖道の試合は、2組の出場者が、規定の術技を仕打交代して演武し、その「充実した気勢」、「正しい姿勢」、「正確な打突と打ち込みの強弱」、「間合と間」、「礼法」などを審判員が判定して勝敗を決します。